派遣から正社員になる方法を転職から引き抜きまで徹底解説!

正社員になりたいけど、どうすればいいのか全くわからない!

雇用が比較的安定していたり、福利厚生がしっかりしていたり、ボーナスがあったり……

現在派遣として働いていて、いつか正社員になりたい!という方は多いはず。


でも、

  • 派遣から正社員になるにはどうすればいいのか?
  • 今の仕事が嫌いなわけじゃないけど正社員にはなりたい
  • 転職活動、何から始めればいいのかわからない!!

などの悩みがあるあなた。


この記事では、派遣から正社員になる方法を転職から引き抜きまで徹底解説していきます。


これさえ読めば、自分が正社員になるためにはどうすればいいのか、その道筋が見えてくるはず。

自分では気づけなかった他の方法も見つかるかもしれないので、しっかり最後まで読んでみるのもよし。

気になる項目へ、目次から飛んで読むのもおすすめです。

この記事を書いた人
  • アラサー社会人です。
  • 新卒でテレビのADに。楽しかったが体を壊したため退職 → 自動車部品製造工場で1年・インバウンドメインのコールセンターで2年派遣社員として働く → 人材系の会社で正社員に
  • 自分の経験・企業からの意見・お仕事を探している人の声などを参考に、派遣から正社員を目指すあなたを応援するブログ「はけちぇん!」を運営しています。

派遣から正社員になる方法

さっそくですが、派遣から正社員になる方法をお伝えします。

大きく分けて3つの道筋があると考えていて、その方法が以下になります。

  1. 派遣先で正社員になる
  2. 派遣会社で正社員になる
  3. 転職して正社員になる

それぞれにいいところがあるので、選択肢として複数持てるよう行動するのがベスト!


個人的におすすめというか現実的だと思うのが、転職エージェントなどを利用しながら正社員転職にチャレンジしつつ、派遣先でも引き抜いてもらえるように頑張ること。

ちょっと普通すぎるかもしれないですけど、これが派遣から正社員になる方法の王道と言ってもいいでしょう。

とにかく正社員になるために動き始めたい!という方はこちらの記事も見てみてください。

【2023年最新】派遣から正社員の転職で使うべき転職サービスを徹底解説

【2023年最新】派遣から正社員の転職で使うべき転職サービスを徹底解説


さて、王道以外に関してもタイミングや運によっては様々な道筋がありますので、一つずつ紹介していきます。

それぞれの道筋の中で複数の方法があったりもしますので、まずはそれぞれでどのように正社員になるかを確認していきましょう。

派遣から正社員へ派遣先での引き抜き

今いる、もしくは別の派遣先に移動して、正社員になる方法です。

まずこの方法は、すぐに正社員になれる!というわけではありません。

始めは派遣社員として就業し、所属している派遣会社から派遣先の企業へ転籍して派遣先の正社員になるという流れになります。


派遣先でしばらく働いてから正社員になれるため、職場の環境を事前にしっかり把握できることが魅力です。


派遣先で正社員になることを目指す場合、

  • 今いる派遣先で正社員を目指す のか
  • 別の派遣先で正社員を目指す のか

この点を考える必要があります。

派遣先現場で正社員登用してもらう

今いる派遣先で正社員登用してもらう場合、そもそもその派遣先で評価してもらえているかが重要になります。

自分が今いる派遣先で、他の人より貢献できているなと感じる場合は、選択肢として十二分にアリです。

後述の「具体的なポイント」の項目で、詳しく解説しています。

すぐに読む(ページ内の「具体的なポイント」まで飛びます)


別に評価が高いわけではないなと感じる場合は、別の派遣先で、次に紹介している紹介予定派遣で正社員を目指すのもアリだと思います。

紹介予定派遣で正社員登用してもらう

紹介予定派遣制度を利用、もしくは正社員登用有りの派遣先へ、現場を変えて正社員を目指す方法です。

紹介予定派遣とは?

派遣先での将来的な直接雇用が前提となっている派遣のこと。

最長6ヶ月の間派遣社員として就業し、その後直接雇用するかしないか協議が行われます。

つまり、派遣期間が直接雇用のための試用期間のような派遣の形態のことです。

紹介予定派遣を利用して正社員を目指す道筋には、注意点がいくつかあります。

まず、一般派遣と違い派遣先も面接や書類選考を行うため、一般の派遣に比べてスタートする際のハードルが高いこと。

そして、あくまで直接雇用が前提なだけで正社員登用は前提でないことです。


「正社員登用有り」の派遣先も基本的にはこの紹介予定派遣と似ているなと感じています。

どちらも、正社員として雇用することが確約されているわけではないというところです。


とは言え、そういった制度が用意されているからには、「優秀な人材には自社で責任を持って雇用したい」という意思があるということです。

一般派遣に比べ、正社員になりやすい道筋であることは間違いありません。


一般派遣・紹介予定派遣のいずれにせよ、派遣先現場で正社員になるには、まず現場での評価が大事ということを心に刻みましょう。

派遣から自分の派遣会社で正社員になる

所属している派遣元会社の正社員になるという道筋です。

派遣元の会社で正社員になるには、全く種類の違う2つがあります。

無期雇用派遣(常用型派遣)

派遣にも正社員があります。

それがこの常用型派遣、通称:無期雇用派遣です。


無期雇用派遣はその名の通り、雇用期間の定めがありません

よって、派遣につきものである「契約更新」に悩むことはなくなります。

もし現場が様々な事情で終了となってしまった場合でも、別の現場をすぐに紹介してもらえたり休業手当が出たりなど、安心感があるのがこの無期雇用派遣です。

SE(システムエンジニア)の正社員型派遣などが想像しやすいかもしれません。


ただ、派遣会社でこの無期雇用派遣に最初からなれるケースは少なく、有期雇用期間が終了する際に無期雇用へ転籍となるケースが多いです。

なお、有期雇用期間は現場が変わってしまうとリセットになるため注意が必要です。


派遣元で正社員を目指す際の具体的なポイントは下で解説しています。

すぐに読む(ページ内の「具体的なポイント」まで飛びます)

内勤異動

派遣社員を企業に紹介したりする、いわゆる「担当者」に自分がなる道筋です。


はっきり言って非常にレアなケースです。

でも、全く無い話というわけではありません。


実際、僕は誘ってもらったことがありますが、それは優秀だったからとかではないです。

僕の地域の担当者が急に退職になってしまい、他に対応できる人がいないという状況だったため声をかけてもらっただけです。

(転職活動をしていて、別の人材会社での内定がでていたため辞退してしまいました)


滅多にあることではないと思うので、狙って目指す方法ではありません。

派遣の担当者に興味があるようであれば、転職で目指したほうがよっぽど早いです。

派遣から正社員への転職

派遣から正社員になる方法の大本命

引き抜きなどを目指している場合でも、その派遣先によほどの愛着がない限りは並行して転職活動を行うことをおすすめします。


なぜなら転職するしないは後から選べますが、転職成功率は遅ければ遅いだけ下がっていってしまうからです。

引用元:転職活動でみんな何社に応募してる?応募数の目安と成功のポイントとは | リクルートエージェント

リクルートエージェントのデータを見るに、そもそもの書類通過率が年齢と共に下がっていっています。

動き始めるなら、今、できるだけ早い方がいいということですね。


ということで、正社員転職の方法を、利用するサービスごとに紹介していきます。

具体的なポイントなどは下でまとめていますので、先に読みたい人はこちらからどうぞ。

すぐに読む(ページ内の「具体的なポイント」まで飛びます)

転職エージェント

派遣から正社員への転職を目指すうえで王道中の王道サービスです。

転職エージェントは、企業との間に入って応募者の転職成功を支援してくれるサービスのことを言います。

転職エージェント側は転職を成功させることによって企業から報酬を得られるため、手厚いサポートをしてくれるという訳です。


ただでさえ派遣は正社員に比べて、能力を低く見られやすい傾向にあります。

そんな中で正社員からの転職者と同じ土俵で戦わなければならないのが転職活動。


転職エージェントを利用すれば、アドバイスをもらえて、スケジュールなどの調整もしてくれます。

何より、自分に合った求人を提案してくれるところが最大のメリットと言えるでしょう。

転職エージェントは転職を成功させることによって報酬を得る仕事ですから、採用される見込みが全くない会社は提案されにくいはずですよね。

なるべく早く、よりマッチする仕事に転職を成功させるなら、転職エージェントを利用しない手はありません。


合わせて読みたい → 【2023年最新】派遣から正社員の転職で使うべき転職サービスを徹底解説

【2023年最新】派遣から正社員の転職で使うべき転職サービスを徹底解説

転職サイト

転職サイトは転職エージェントと比べて、自分の強みを分かっている人向けのサービスです。

仕事を自分で探すためのモノなので、自分の興味のある仕事だけに絞って転職活動を行うことができます。

反対に、自分では気づかないだけで向いている仕事、なんかは見つけにくいというデメリットもあります。


転職サイトで自分の興味のある仕事に応募しつつ、転職エージェントも一緒に利用することでスムーズに転職活動が進められるでしょう。

ハローワーク

企業が仕事の求人を無料で載せることのできるサービスがハローワークです。

企業側としては掲載するリスクも少ないので、非常に多くの案件からお仕事を探すことができます。


ただし多くの会社が載っているということは、労働条件や賃金がよくない、いわゆるブラックな案件もその分多くなりやすいということです。

求人費を多くかけることのできない中小企業の案件が、募集として多いイメージがあります。

通いやすい地元の企業に就職したいという人には、ピッタリのサービスだと思います。

派遣から正社員になる方法別 具体的なポイント

ざっくりと、派遣社員から正社員になる方法を紹介してみました。

ここからは、実際にそれぞれの道筋で、具体的にはどう活動すればいいのかを紹介していきます。


今日から始められる行動も多いので、気になるものがあればさっそくトライしてみてください。

派遣先での正社員登用を目指す場合のポイント

派遣先での正社員登用を目指すのに必要なポイントは2つあります。

まずは、派遣先からの評価を高くすること


会社に必要でない人材を、正社員にするかという当たり前の話です。

具体的には……

  • 休まない
  • 残業や休出がある企業なら、それに協力的
  • 周りの人とコミュニケーションが取れている(特に新人)

などが挙げられます。


狙うべきなのは、「自分がいなくなると困る」という環境を作ること。

上司
上司

○○さんがいなくなると、土曜日対応できる人がいなくなる

上司
上司

新人に教えてくれてすごい助かってる

上司
上司

この作業ができる人が減ってしまうと回らなくなる

というように、会社に必要とされるポジションを目指しましょう。


ちなみに僕はコールセンターでSV(チームのリーダー的ポジション)の社員が突然辞めてしまった際に代理でそのポジションをさせていただいたことがきっかけで、派遣先での正社員登用の話をもらったことがあります。
(話をいただいてすぐに転職してしまったので、なってはいません)


そして2つ目のポイントは、

正社員になりにくい業務の場合は派遣先を変えてみる

ということ。


派遣の業務として多い、単純なライン作業やピッキング作業、人数が多くて他の人と差別化しにくい職場……

このような派遣先にいる場合、正社員になれる可能性は限りなく0に近いです。


そういう正社員になりにくい職場に今いるのであれば、正社員転職を目指してみるか、派遣先を変えることをおすすめします。

また、派遣先を変更するときには、担当の方に「正社員になった人がいる」現場があるか、「紹介予定派遣を利用している」現場があるか確認してみましょう。

派遣から正社員登用した前例のない現場だと、いざ現場で評価されても会社のお偉いさんが首を縦に振ってくれないことがよくあります。


今の会社でまだ有給が出ていない・社会保険の加入もまだ

のような場合なら、派遣元の会社を変えてしまうのもおすすめです。

紹介予定派遣や正社員への転籍などの経験が少ないと対応してもらいにくい、というのは派遣元の会社であっても同じことが言えるからです。


有名どころで言えば、アデコ(Adecco)などの派遣会社は紹介予定派遣に積極的です。

オフィスワークの案件が多いので、興味のある人は応募してみるといいかもしれません。

Webで登録完了!派遣のお仕事探すならアデコ【Adecco】

派遣元の会社で正社員を目指す場合のポイント

無期雇用派遣は社員と同じような扱いのため仮に派遣先が終了してしまった場合は、次の派遣先が見つかるまでの間手当を受けることができます。

これは逆に言えば、そんな事態にならないだろうという人材しか派遣会社は無期雇用にはしない、ということです。

そのため、勤怠率が悪かったり頻繁に連絡が取れなくなるような方は、まず無期雇用派遣になれないでしょう。

無期雇用派遣を目指す場合は、とにかく休まないことと、報連相をしっかり取ることです。

そして、基本的に有期雇用派遣から無期雇用派遣への転換は、派遣の3年ルール・5年ルールに基づいて行われます。

派遣の3年ルール・5年ルールとは

「有期雇用派遣で、同じ派遣先・部署で3年以上働いてはいけないという決まり」 と、

「同じ派遣元で5年働いている場合は無期雇用の申し入れができるという決まり」

のことです。

いずれにせよ、そのタイミングで別の会社に異動させられないように真面目に働くことが大事となります。

派遣先が変わってしまうと3年ルールが、派遣元が変わってしまうと5年ルールが、それぞれリセットになってしまいますからね。


正直な話、無期雇用派遣は有期雇用派遣の延長的意味合いが強いと個人的には感じています。

待遇改善や賃金アップを望んでいるなら、次に紹介する正社員転職を目指してみるのもいいかもしれません。

正社員転職を目指す場合のポイント

転職活動を行う男性イメージ

派遣から正社員への転職を目指す場合のポイントは3つあります。


1:とにかく早く動き始めること

理由はいくつかあります。

  • 転職活動に時間がかかることが多い
  • 派遣の転職に時間がかかることが多い
  • ズルズル動けないことが多い

まず、派遣から正社員への転職はうまく進めないということがよくあります。

転職するからには、就職する会社で長く働きたいという気持ちが強いはず。

単純な難易度に加えて、業界のことを考えたり具体的な企業を探すのも時間がかかりがちだからです。


また、派遣はそのシステム上、派遣元の会社の看板を背負って派遣先の会社での仕事をしているような立場にあります。

派遣先での派遣元会社の評判を下げるような行為があると、仕事を探している他の応募者がその現場に入れなくなってしまうようなことも起こりえます。

自分のメンタル的な意味合いでも、そういった自体は避け、できるだけ円満な退職をした方がいいでしょう。

そのためにも、早めに担当者へ相談したり、早めに転職活動を行うのが吉です。

具体的には、自分の雇用契約書をよく確認して契約更新時期をチェックしたり、更新は基本的に自動で行われる原則更新のことが多いためどれくらい前に更新しないことを伝えればいいかなど、よく確認しておく必要があります。

2:正社員での転職が狙いやすい仕事を探す

派遣から正社員への転職を目指すための2つ目のポイントは、正社員になりやすい仕事を探すことです。


研究職やスキル・資格が必要とされる仕事が目指しにくいのはよく分かると思います。

反対に、正社員になりやすい仕事というのはなかなか見つけにくかったりして困りますよね。

個人的には2種類の職種がおすすめです。


1つ目は、スキルや経験の生かせる仕事

今の仕事がコールセンターなどの場合、接客販売の業界だったり。

今の仕事が製造関係の場合、工場の生産管理やフォークリフトの資格があればそれを生かした仕事なんかもおすすめです。

面接のときにも経験などを話しやすく、転職活動自体もスムーズに進められると思います。


2つ目は、スキルや経験をあまり必要としない仕事

というより、入社後に覚えていくタイプの仕事ですね。

具体的には、各種営業などが当てはまります。

あくまで入り口の時点で経験が必要とされない場合が多いという話なので、面接などの対策はしっかりすることをおすすめします。

3:転職エージェントを利用する

1つめのポイントで話題に出た退職時期の相談ができたり、2つ目のポイントで話題に出た未経験からでも転職しやすい職種の相談ができたり……

転職エージェントは言わば転職のプロです。

転職を成功させることで生活している方々なので、そんなプロに相談しながら進めるのが、スムーズに転職活動を進めたいなら一番の近道だと僕は本気で思っています。


具体的な選び方や比較はこちらの記事でしています。

よかったら参考にして、さっそく今日から転職活動を始めてみてください。

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派遣から正社員になる方法まとめ

派遣から正社員になる方法を道筋ごとに解説してみました。

まとめます。

◆派遣先で正社員になるには、現場での評価を上げることが大事。

正社員になりにくい職場なら、現場を変えたり派遣会社を変えるのも一つの手。


◆派遣元で無期雇用になるには、派遣元からの信頼が大事。

勤怠率が悪くならないようにすること。


◆正社員への転職を目指す場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめ。

また、早く動き始めること・正社員になりやすい職種をさがすことも大事。


派遣から正社員になる方法は今回紹介したようにいくつかあります。

道筋は一つじゃないので、並行して進めるのがおすすめです。


転職サイトや転職エージェントで仕事を探し始めたり、派遣先での評価を上げるために挨拶を元気よくしてみたり、派遣元の担当者へ久しぶりに自分から連絡してみたり……

今日からできることはたくさんあるはず!

どの道筋を選ぶにしても、まずは行動してみることが一番大事と言えるかもしれません。

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