派遣先の現場に、どうにも合わない上司がいる……
家から近いし時給もいいけど、現場変えてもらおうかな……
そんな派遣先での人間関係の悩みは、派遣として働くときの大きな悩み。
この記事では、そんな悩みの種である派遣先の上司について、タイプや特徴とそれぞれの付き合い方についてまとめてみました。
自身も派遣として働いた経験があり現在人材関係で働いている私が、実際に自分が遭遇した・派遣スタッフの方から相談を受けた内容を参考にしているので、ぜひ参考にしてみてください。
結論としては、自分の嫌な・苦手な上司のタイプや特徴を理解して、それに合ったアプローチをすること。
また、自分自身に原因がないかを見直すことも重要です。
どうしても合わない・改善しないっていうときは派遣先を変えたり転職するのも手だと思います!
それではさっそく、嫌な・苦手な上司のタイプ・特徴から見ていきましょう。
- アラサー社会人です。
- 新卒でテレビのADに。楽しかったが体を壊したため退職 → 自動車部品製造工場で1年・インバウンドメインのコールセンターで2年派遣社員として働く → 人材系の会社で正社員に
- 自分の経験・企業からの意見・お仕事を探している人の声などを参考に、派遣から正社員を目指すあなたを応援するブログ「はけちぇん!」を運営しています。
嫌な上司・苦手な上司の特徴・タイプ
嫌な上司・苦手な上司と上手く付き合うためには、まずその人がどんなタイプ・特徴なのかを理解すること。
私が、上司に悩みを持つ人から相談を聞く時も、具体的なことを言ってもらわないとアドバイスだったりのしようがありません。
相手のパターンや考え方を把握することで、うまく対処することができるはず。
自分の苦手とする相手の特徴を理解すれば、自分が嫌なことも具体的にわかるので、回避しやすくなります。
今回は、よく聞く嫌な上司・苦手な上司をタイプ・特徴ごとに分けてみました。
自分の嫌な上司はどんなタイプに当てはまるのか、チェックしてみましょう。
常に機嫌が悪い上司
まぁ好きな人はいないよね
- いつも不機嫌で、何をしても文句を言う。
- どんなに頑張っても褒めてくれない。
- 威圧的だから質問がしにくい。
と言った特徴がある上司がいると、ポジティブな気分になれません。
嫌なオーラを放っているので質問なんかもしにくく、仕事もやりにくいのが最悪です。
非協力的な上司
自分の仕事は自分の仕事、他の人のことはあまり気にしてくれないタイプの上司。
このタイプの上司は、質問しても教えてくれないことがあります。
仕事はひとりではなく、周りの人とチームでしているのだということを理解していません。
また、自分のやり方にプライドやポリシーを持っていることが多く、やり方が気に入らないと非協力的な態度が強くなる傾向にあります。
このタイプの上司は、自分の今できることで手一杯だというケースもあります。
無責任な上司
責任を回避するためこちらに仕事を押し付けたり、自分がミスをした場合にすぐ他人のせいにする上司。
このタイプの上司は仕事ができない。
最悪の場合、こちらが派遣という立場を利用して罪をなすりつけてくることもあります。
何かミスがあったときに自分の責任じゃなかったときは、犯人探しが大好きな傾向がある印象。
自分のせいにはしたくないのに、他人のせいにはすぐしたがるタイプ。
このタイプの上司は多分、責任や原因について=失敗や損失に大きな不安を持っているのだと思います。
コミュニケーションが苦手な上司
これは正直しょうがないと思う気持ちがあります。
純粋に、人と話すのが好きじゃない人もいますからね。
ただ、それで共有事項が漏れていたり、業務に支障が出るなら問題です。
作業に対する要望やアドバイスなど、話さなければいけないケースは山ほどあります。
仕事をする上で必要なことであっても、質問などしにくいのは困ってしまいますよね。
お局タイプの上司
遭遇しすぎて今では逆に得意!
どこの現場にも存在するのがこのお局タイプの上司。
長期間にわたってその職場にいる人で、それなりの立場にあり、周りを自分のお気に入りチームで固めてるようなタイプ。
最初の頃のやり取りでマイナス印象を与えてしまうと、そのチームから外され疎外感を感じる態度になってしまいます。
自分の立場を誇示するために必死な印象です。
自分は多数派なんだ味方がいるんだと言い聞かせ、自分が疎外されることに大きな不安を持っているタイプなんだと思います。
嫌な上司・苦手な上司との上手な付き合い方とは?
どうでしょう。
あなたの嫌い・苦手な上司に当てはまるタイプはありましたでしょうか。
当然相手は人間なので、一概にカテゴライズすることはできないと思います。
複数タイプの特徴を持っているモンスターみたいな上司もいるかもしれません。
たとえそれでも、僕の経験をもとにそれぞれのタイプの上司との付き合い方を、具体的なアドバイスとともに解説してみます。
全てでなくとも、上手く使ってみて、あなたが働きやすい環境に少しでもなったら嬉しいです。
常に機嫌が悪い上司との付き合い方
- 目線を合わせ、丁寧な言葉遣いで接することで、上司に対する敬意を示す。
- 上司が何か言った時には自分の中で真摯に受け止め、改善点やアドバイスを求めることで上司の意見に対して向き合う姿勢を示す。
- 上司に対して質問をすることで相手の関心を引き、上司が前向きに自分自身の考えを話すことを促す。
機嫌が悪い上司は、本当は人に話を聞いてもらいたいことがほとんどです。
上手く伝えることができないため、正しいことを言っていても間違ったことを言っているように聞こえてしまいます。
一度相手が伝えたい内容をしっかり聞いてみて、それに対するアクションを行うことで、上司に対し「しっかり話を聞いてくれる」存在だとアピールすることが大事です。
また、言葉だけでなく行動でも示すことで、心を開いてくれるかもしれません。
非協力的な上司との付き合い方
- 自分自身が先陣を切り、まずは協力的な態度を示すことで上司に協力的な態度を取らせることができる。
- 上司の意見を聞いた上で自分自身の考えを明確に伝えることで、上司に協力的な態度を促すことができる。
- 上司が協力的な態度を取った場合には、必ずお礼の言葉を伝えることで、上司に対して敬意を示す。
非協力的な上司は、協力することのメリットを知らない場合が多いです。
そのため、その上司を強制的に協力させてそして勝手に感謝するというサイクルに入れてしまうといいでしょう。
具体的には、自分が何か目標を掲げてそれを伝える、その上司が特に協力してくれなくても勝手に感謝を伝えます。
「今日は金曜日なので、ミスやトラブルなく週末に入れるといいですよね」と言っておき、その上司の態度にかかわらず帰りに「○○さんのおかげで、特にトラブルもなく終わりましたね!」と伝えてみる……
「お昼まで集中して作業するので、応援してくださいよ」 → 「○○さんの応援のおかげでがんばれました」など……
参考になるかはわかりませんが僕はこの、上司に小さな目標を共有し達成していく手法で、最終的には上司の方から協力的な態度を取ってもらえた経験があります。
無責任な上司との付き合い方
- 自分自身が率先して責任を持ち仕事を引き受けることで、上司に責任を持つ姿勢を見せることができる。
- 上司がミスをした場合にはフォローすることで、上司に対して信頼を示すことができる。
- エビデンス(証拠)を残す。※重要
無責任な上司は、失敗や損害に対して過度な不安を抱えています。
そのため、自分に責任があるときは正直に話す、など責任を持つことの重要性を示すこと。
失敗を責めたり犯人探しをするよりも、再発防止や次のステップを考えることを重要視して、失敗や損害に対する不安を払拭してあげること。
上記のような手段で、意識を変えられるかもしれません。
ここまでが、このタイプの上司に対するキレイな意見での付き合い方。
本音として、このタイプの上司が心をいれかえたケースを見たことがないので、自衛のためにも何かエビデンスや証拠を残すようにしておくことが本当に大事。
しかも、その証拠をもとに一度でも、失敗をきちんとその人の責任にできれば、次からその上司も気をつけてエビデンスを残すようにしてくれるはずです。
その上司からすると自衛のためかもしれませんが、こちらからすれば次から責任の所在が明らかになるためありがたいわけです。
コミュニケーションが苦手な上司との付き合い方
- コミュニケーションの方法やタイミングを聞いて、上司が話しやすい方法で接する。
- 上司に対して、自分自身が正確に理解しているか確認することで、上司が自分自身の考えを伝えやすくすることができる。
- 何か報告する際に要点をまとめてから伝えることで、上司に情報を整理してもらうことができ、コミュニケーションの円滑化につながることがある。
- 共通の話題・その上司の興味がある話題を見つける。
忙しかったり、作業に追われていると、コミュニケーションが上手く取れないことも。
マルチタスクが得意な人ならいいですが、そうでないならタイミングを見極めて話す必要があります。
話すのが苦手な上司に対しては、できる限り少ない回数で、深いコミュニケーションを取る必要がありますよね。
そのために、要点をまとめて自分が今必要な情報を、余裕のありそうなタイミングで簡潔に伝えることが大事です。
相手に余裕があれば、苦手な会話もふだんより集中することができるはず。
そういった機会を繰り返すことで、タイミングが見極めやすくなったり、上司からしてもコミュニケーションの苦手意識が薄れるはずです。
お局タイプの上司との付き合い方
- 上司の立場や状況を理解して、寄り添う姿勢を見せる
- 疎外的態度を取られても、コミュニケーションを積極的に行う
- 共通の目的や目標を見つける
お局タイプの上司は、自分の立場や環境の変化が嫌いな印象があります。
そのため仲間内には優しく、敵には厳しいのです。
お局タイプの上司とよい関係で付き合うには、自分が敵だと認定されないことが重要です。
そのためには、相手の立場や状況を理解し、ともに解決するような協力的な姿勢を見せるとよいでしょう。
また、共通の目標だったり、これはあまり良くないかもしれませんが共通の敵を見つけると、一気に距離を縮める事ができます。
とにかく味方だと認識してもらわなければ疎外的態度は変わらないため、諦めずにコミュニケーションを取ることが大事です。
冷たい態度のときも、こちらに悪意はありませんよということがわかれば、上司も安心して心をひらいてくれるハズ。
そうすることでこちらの意見が通りやすくなったり、失敗をフォローしてくれる可能性が高くなり、グッと働きやすくなるでしょう。
自分自身を見つめ直して、改善点を見つけよう
ここまで嫌な上司・苦手な上司との付き合い方を解説してきましたが、なかなかうまくいかない場合、自分自身に問題がある可能性もあります。
自分自身を見つめ直し、改善点がないかチェックしてみることも大事かもしれません。
例えば、一度嫌だな・苦手だなと感じたからといって、自分の方から付き合いを避けてはいませんか?
相手にネガティブな印象を持っていると、口や態度に出さずとも自然と伝わってしまうものです。
ちょうどその一度のタイミングには、上司は自分が想像もつかないほどタスクに追われていたかもしれません。
また、自分の勤怠に問題はないでしょうか。
忙しい時期・繁忙期のタイミングで、当日欠勤が多かったりすれば、その分上司にしわ寄せがいっているはず。
お休みしてしまうのは仕方のないことですが、後日謝罪やお礼を伝えるなど、きちんとフォローすることが大事です。
日頃の勤務態度も重要なポイント。
サボり気味だったり、雑な仕事をすると、どこかで上司が尻拭いをすることになってしまいます。
他人のことをとやかく言う前に、自分にも問題があるなら、それは今すぐにでも改善の努力をすべきです。
最悪の場合は転職も考えるべき?
相手のタイプを認識して合わせ、自分自身を見つめ直し目立った問題点がないのに上司とどうしても合わない場合……
そんな場合は転職や現場の変更を考えても仕方ありません。
- そもそも自分がそんなに努力する価値はこの仕事にあるのか?
- 上司の振る舞いがあまりにも度が過ぎている
- 仕事に行くのが苦しい
そんな風に思ってしまうなら、すぐに環境を変えないと自分が参ってしまいますからね。
まずは派遣元の担当者に相談してみましょう。
タイミングが良ければ職場はそのままに部署を変えてくれることもあります。
なんなら、アクセスがよく時給も上がる新しい求人案件がちょうど出ていることも。
環境を変えるタイミングで、正社員への転職に挑戦してみるのもいいかもしれません。
正社員転職におすすめな転職エージェントはこちらの記事で詳しく解説しているので、よければチェックしてみてください。
→ 【2023年最新】派遣から正社員の転職で使うべき転職サービスを徹底解説
【2023年最新】派遣から正社員の転職で使うべき転職サービスを徹底解説まとめ:嫌な上司・苦手な上司とのうまい付き合い方を見つけよう
嫌な上司・苦手な上司とのうまい付き合い方について解説してみました。
記事の概要をまとめてみるとこんな感じ。
- その人がどんなタイプ・特徴なのかを理解する
- タイプ・特徴ごとに、付き合い方を意識してみる
- 自分自身には問題がないか見つめ直してみる
- それでもダメなら相談したり、転職を考える
嫌な上司や苦手な上司は、どこの現場どんな仕事でも1人ぐらいはいるものです。
付き合うなかでストレスを感じることも多いですが、うまく対処することで働きやすくなったり自己成長にもつながります。
嫌な上司だから苦手な上司だからと決めつける前に一度向き合ってみることで、関係性が良くなるかもしれませんよ!
この記事が、あなたの上司との付き合い方に少しでも参考になったら幸いです。