転職で有利な資格って、今からでも取れるのかな?
今までの派遣では、役立ちそうなものが何もない……
この記事ではそんなあなたに向けて、派遣から正社員への転職を目指すときに有利な資格を紹介します。
派遣から正社員への転職は、決して簡単なことではありません。
しかし、仕事で役立つ資格や免許を持っていれば、それだけで即戦力として扱ってもらえることもしばしば。
ただ、ネットで紹介されている資格は
- 実務にあまり関係がない資格 だったり
- 取得が相当難しくて取れそうにもない資格 だったり
ということが結構あります。
公認会計士とか薬剤師とか税理士とか言われても、そりゃ取得できればいいですけどね。
今回は実際に役立つ資格だけを紹介するつもりなので、これから正社員の転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
僕の圧倒的なおすすめはとりあえず車の免許!
- アラサー社会人です。
- 新卒でテレビのADに。楽しかったが体を壊したため退職 → 自動車部品製造工場で1年・インバウンドメインのコールセンターで2年派遣社員として働く → 人材系の会社で正社員に
- 自分の経験・企業からの意見・お仕事を探している人の声などを参考に、派遣から正社員を目指すあなたを応援するブログ「はけちぇん!」を運営しています。
派遣から正社員の転職で有利な資格とは
Biz Hitsというメディアが男女500人に行った、転職に役立つおすすめの資格ランキングはこのようになっています。
1位 簿記 92人
2位 普通自動車運転免許 37人
3位 TOEIC 29人
4位 看護師・准看護師 26人
5位 フォークリフト免許 22人
6位 マイクロソフトオフィススペシャリスト 19人
7位 保育士 18人
8位 介護福祉士 17人
9位 実用英語技能検定 16人
10位 秘書検定 15人
引用元:転職に役立つおすすめの資格ランキング!男女500人へ口コミ調査【有利な資格の選び方も解説】
これは男女合わせたデータで、女性が305人・男性195人のため女性比率が多いデータとなっています。
男性の場合だと、ここに危険物取扱者や基本情報技術者、玉掛けなどの資格が入ってくる感じですね。
中には取得するまでに長い期間のかかる資格もありますが、数日~数か月でとれるような資格もあります。
短い期間や難易度で取得できるものであれば事前に取っておくことで、転職活動はもちろん、入社した後の仕事にも役立ちます。
それを踏まえて個人的におすすめな資格は以下の通りです。
- 第一種普通自動車運転免許
- フォークリフト免許
- クレーン・玉掛け
- TOEIC
- 日商簿記検定
- 基本情報技術者
- ITパスポート
- MOS認定資格
実際にどんな職種・業種への転職で役立つのかなど、詳しく解説していきます。
第一種普通自動車運転免許
いわゆる車の免許ですね。
持ってないなら、今取るべき
これが言いたいためにこの記事を書いていると言っても過言じゃないです。
自動車運転免許取得のメリットをザっと挙げるとこんな感じ。
- 選べる会社の数が広がる
- 実務で必須な場合も多い
- 身分証明書として使える
- 準中型以上の運転免許など、ほかの免許が取得しやすくなる
- そもそも車ってすっごい便利
東京などの都市部に住んでいる人なら、電車とかあるから免許いらないじゃんっていう人も多いハズ。
実際に僕もそう思っていました。
でも、実際に免許を取ってみたら選べる求人の選択肢がグッと増えたんです。
通勤できる範囲が変わったことはもちろん、実務で車に乗る仕事って意外と多いんですよ。
免許を取って1番よかったと実感したのは、ズバリ営業の求人に応募できるようになったこと。
営業という職種は、未経験からでも人柄が重視されやすいおすすめの職種。
未経験でも正社員になりやすい仕事!派遣から転職で狙うならこの職種この営業という職種では、社用車で外回りに行くなど免許が必須になっている会社がとても多いんです。
営業という派遣からの正社員転職でおすすめな職種に対して、選択肢を増やせるだけでも取得する価値のある資格だと言えるでしょう。
あと、すっごい便利です 車。(当たり前)
ちなみに僕はこのサイトで申し込んで免許取りました。
→ 合宿免許受付センター免許合宿なら2週間ぐらいで免許が取れるので、転職のスケジュールもスムーズに進められたのでおすすめです。
フォークリフト免許
フォークリフトには2種類の免許があります。
積載量1t未満のものが運転できるフォークリフト運転特別教育修了証
と
積載量1t以上のものを運転できるフォークリフト技能講習修了証です。
こういうフォークリフトを運転できる資格です。
(イラストはカウンターフォークリフトという種類のフォークリフト)
派遣によくある製造工場系への転職では、とても重宝される資格となっています。
何を作る工場にしても、原料の運搬であったり・製品の出荷などの作業で必要とされるからです。
最大積載量1トン以上のフォークリフトが運転できるフォークリフト運転技能講習修了証は、教習所で取得することができます。
自分が保有している免許の有無などによって時間は変わってきますが、だいたい5日間ほどをかけて35時間の講習を受け、試験に合格すれば取得となります。
もし現在製造関係の派遣業務に従事していて、工場系の仕事に興味があるようであれば1週間以内に取得できるフォークリフト免許は取得することがおすすめの資格といえるでしょう。
クレーン・玉掛け
工場の中でも、機械や自動車関係の工場で重宝されるのがクレーン・玉掛けの資格。
工場によくある、天井に吊るされているクレーンを床上操作式クレーンと言います。
これを動かす資格が床上操作式クレーン運転技能講習修了。
また、そのクレーンに荷物を掛けたり外したりする作業に必要な資格が玉掛け技能講習修了です。
それぞれ3日間ほどで習得できる資格となっています。
ちなみに玉掛けは国家資格です。
自動車産業は比較的安定していると言われている業界。
賞与なども高い傾向にあるため、ものづくりが好きで正社員を目指すかたなら取得がおすすめの資格です。
TOEIC
いわずと知れた、英語力をはかるテストです。
高いスコアは、そのまま英語力を証明する資格として使えます。
現代において英語力は非常に重要なスキルであり、一定以上の得点が応募資格になっている転職案件もあります。
グローバル企業の営業や、IT関連・観光業界で特に評価されることが多いです。
TOEICのスコアは、英語力だけでなく頭の良さや努力の証明にもなります。
求人内容に載っていなくとも、英語力のある人材であれば実務として英語を使う部署で即戦力採用に繋がることも。
もし英語が得意であれば、一度受けてみるのがおすすめです。
毎月1・2回ぐらいの頻度で実施されてるよ。
一般的には600点から履歴書に記載する価値があるとされています。
日商簿記検定
日本商工会議所および各地商工会議所が主催する公的資格です。
経理の仕事では必須級の資格で、営業職でも取引先の経営状況などの把握に役立ちます。
3級が基礎的な内容・2級は高度な内容を含みます。
先ほどのランキングでも圧倒的な支持を得ている資格で、2級はもちろん3級でも一定の評価が得られる資格です。
実務経験がなくとも、資格さえ持っていればOKという求人も少なくなく、まさに転職で有利な資格の王道と言えるでしょう。
試験は年3回開催されています。
難易度は3級が合格率約50%で、50~100時間程度の勉強時間が必要と言われています。
2級は合格率20%前後と、かなり難易度が高い資格になっていますが、その分転職で有利なことは間違いないでしょう。
3級であれば独学での合格者も多くいます。
もし経理関係の仕事に興味があるなら、持っていないとスタートラインにも立てないような資格です。
こういった本をさっそく買って勉強してみるのがいいかもしれません。
基本情報技術者・ITパスポート
どちらも、IT関連の基本的な知識を証明する資格です。
基本情報技術者は、男性の転職に役立った資格で5位にランクインしています。
→ 参考:転職に役立つおすすめの資格ランキング!男女500人へ口コミ調査【有利な資格の選び方も解説】
基本情報技術者はエンジニア寄りの知識・ITパスポートはIT技術の活用する側寄りの知識に対する資格です。
企業のIT担当者に必要なのがITパスポート、SEなどを目指すなら基本情報技術者、という印象。
実際に新卒入社のSE社員に対し、基本情報技術者の取得を義務付ける企業は少なくありません。
事前に取得しておくことで、最低限の知識の証明と、未経験からの転職を志望する熱意の証明に十分なるハズ。
IT業界は、自分で勉強する姿勢が評価される業界です。
正社員への転職を目指すうえで、自主的な向上心をアピールすることが有利に働くことは間違いないでしょう。
なお、基本情報技術者は国家資格で、合格率は25%。
2・3か月~半年程度の勉強量が必要とされています。
MOS認定資格
マイクロソフトオフィススペシャリスト、略してMOS(モス)。
Excel・Word・PowerPointなどのスキルを証明できる資格です。
今やこれを全く使わない仕事はほとんどないんじゃないかというぐらいのソフトです。
応募条件で必須になっていることも多々あります。
また、記載がなくとも、最低限使えることが前提となっていることもしばしば。
特に経理・総務・事務などの職種や、営業職では必須レベルのスキルです。
資格を持っていることが転職で役立つのはもちろんですが、実務で使っていく可能性が非常に高いので、不安なら転職のタイミングでしっかり勉強しておくことをおすすめします。
転職してすぐに、端っこの切れたExcelの表印刷して怒られたりしたくないですもんね。
もしかしたら車の免許と同じくらい大事かもしれない
正社員転職で資格を役立てるポイント
気になる・挑戦してみたい資格はあったでしょうか。
個人的に、未経験から正社員になりやすい職種の代表例は営業職だと思っているので、営業に役立つ資格が多くなってしまったかもしれません。
転職で資格を役立てたいなら、ポイントはこんな感じ。
- 実務で使うような、本当に転職で有利な資格を取得する
- 余裕をもって資格を取得し、生活に影響が出ないようにする
- 履歴書や自己PRでしっかりアピールする
詳しく解説します。
本当に転職に有利な資格を取得する
当たり前のことなんですが、応募する仕事になんの関係もない資格を取得しても採用には全く有利に働きません。
大事なのは、本当にその資格が応募する仕事に役立つ資格なのかどうかということ。
そのためには、業界や企業の研究が欠かせません。
まずは転職サイトで気になる業界の募集を見てみたりするのがいいでしょう。
おすすめの転職サービスに関してはこちらの記事でまとめていますので、登録がまだの人は今すぐチェックしてみてください。
→ 【2023年最新】派遣から正社員の転職で使うべき転職サービスを徹底解説
【2023年最新】派遣から正社員の転職で使うべき転職サービスを徹底解説資格取得を考えた転職スケジュールを設定する
転職に有利な資格には、取得まで半年ほどかかるものもあります。
スムーズな転職成功のためには、派遣社員として働くうちから勉強をはじめるなど、効率的に動く必要があります。
余裕をもって資格取得を考えることで、転職のスケジュールに余裕をもって臨むことができますよね。
また、今の時代、スマホで資格の勉強ができるサービスなんかもあります。
スキマ時間をうまく活用するなど、効率的な転職活動を始めてみましょう。
履歴書などでアピールする
資格が取得出来たら、履歴書などにしっかりアピールしましょう。
しかくはもっているだけじゃいみがないぞ
また、資格の取得は、伝え方を工夫することで更にアピールすることもできます。
未経験の業界で役立つ資格を取得したのなら、取得までに感じたことや頑張ったことなどを面接で伝えることで、その業界に対する熱意も伝えられるかもしれません。
また、効率的なスケジューリングなどが資格取得に繋がったのなら、自分の強みとしてタスク管理能力などをアピールすることもできます。
頑張って取得した資格は120%活用しちゃいましょう。
資格を取得して派遣から正社員の転職を有利に進めよう
派遣社員から正社員転職を目指すうえで、有利になる資格について解説してみました。
今回の内容をまとめるとこんな感じ。
- 車の免許持ってなければぜひ取ろう
- 簿記・フォークリフトなど、応募資格として必須な資格はもっているだけで相当有利
- 効率的に資格を取得し、効率的なアピールにも使う
派遣社員から正社員への転職は、決してかんたんなことではありません。
派遣の業務は同じ作業をコツコツ繰り返すモノもあれば正社員とほとんど変わらないんじゃないかというモノまで幅広く存在します。
そのため、どれくらいのスキルを持っているのかわかりにくいのです。
それに比べて資格は、持っているだけで採用担当者に具体的なスキル感が伝わります。
これまでやってきたことをアピールするのはもちろんですが、資格のアピールは相手に具体的に伝わりやすいポイントなんです。
資格を持っていることは言わば装備アイテムを持っているような感じ。
キャラのレベルは外見じゃわからないけど、強い装備持ってたらなんとなくのレベルはわかるよね!
正社員転職という難しいクエストに挑む際に持っていて損をすることはないはずなので、気になるものがあればぜひこの機会に取得を目指してみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたの参考になったらとても嬉しいです。